加藤友朗先生の講演会を拝聴することが出来ました! - スパイラルのブログ

加藤友朗先生の講演会を拝聴することが出来ました!

[2011.10.06 吉岡 美千代]

?加藤友朗先生の著書「移植病棟24時」と「移植病棟24時 赤ちゃんを救え!」

先ほど、仙台から帰ってきました。
今回は、1日と2日、
東京の「心の曇りが晴れる内観セミナー」に
司会で参加させていただき、感動を肌で感じることが出来ました。

セミナー終了後も大切な用事があったので東京に滞在し、
5日夜に仙台市に移動。

今回の目的は、現在はニューヨークのコロンビア大学 移植外科医
加藤友朗先生の講演会に一般から参加させていただくためです。

なぜに?と不思議に想う方も多いと思いますが、今から2年ほど前でしょうか。

NHKの「プロフェッショナル」に出演された番組を見て、
心の底から感動したのです。

移植については賛否両論、様々なご意見があるかと思いますが、
加藤先生の生命を救うことへの情熱と諦めない心、
26時間以上に及ぶ手術への集中力。

1秒の心の隙もミスも許されない緊迫した手術。

そこに向う集中力には、高度な技術だけではない、
人としての優しさはもちろんのこと、
目の前の人(患者)とこれから先の人生を繋いで、
育んでいこうとする志高い勇気と信念に感銘しました。

再放送もみて、2冊出ている本も読んで、
インターネットで色々と調べてみましたが、
やはりプロフェッショナルの反響は大きかったようです。

しかし、先生の話を聞けるチャンスはどこにもありませんでした。

あれからずっと私も諦めずに求め続けていたら、
今回肝臓移植学会で加藤友朗先生が仙台にお見えになり、
市民公開講座のパネラーで参加され、
その後1時間の特別講演も予定されている情報を教えていただくことが出来ました。

私も元製薬メーカに勤めていたのですが、
なかなか医療関係者の講演を一般から聴くことは難しいので、
このチャンスは二度とないかもと参加させていただきました。

私が加藤先生にまず最初にお伺いしたかったのは、
どうやったらあんなに長い時間
(一番長い手術は30時間に及ぶそうです)
集中力が続くのですか?ということ。

「自分でもわからないのですよ。
ただ、一人の患者の手術を技術の高い人で交代することは出来るけど、
手術はそれだけではないのです。
その人の人生観や環境、
この手術に至るまでのその人の気持ちを知っていないと手術は出来ない。
だから僕は最初から最後まで手術をします。」

とおっしゃった加藤先生のお人柄に触れることが出来ました。

日本でも移植に関する法律や、
小さなお子さんたちのこと、
脳死のとらえ方など問題や課題は山積です。

私自身もまだ自分の意見をはっきりと話せる段階ではないと思います。
しかし、自由意志のもと逃げずに向かい合う時期が来ていることも感じました。

加藤友朗氏の人としての生きざまやプロフェッショナルな生き方。

人として尊敬できる、
素晴らしい方を知ることが出来たことに心からの感謝を捧げます。

今回の感想ですか?

もちろん!仙台まで行った価値は200%ありました☆
その結果は、また皆様に形としてご報告したいと思いますので、
楽しみにしていてくださいね!

加藤先生がご健康で過ごされますように、
そして新たなひらめきと諦めない心で、
医療の進化に貢献なさいますよう心からお祈りいたしております。

素晴らしいお話をありがとうございました。

サインをいただきました。ありがとうございます。

吉岡 美千代