先日、山口県萩市からお見えになったお客様からお土産でいただいた
『源氏巻』
柔らかくしっとりした皮と上品な甘さのこしあん、
シンプルですが、やっぱり美味しい!
ほっと和むお味でした。ごちそうさまでした。
やっぱり日本人、和菓子は飽きませんね!
ところで『源氏巻』の由来ってご存知ですか?
下関に友達がいるので、ちょくちょく行っているのですが
そのときに、お土産屋さんで「源氏巻」(?)をよく見かけていたイメージがあって
勝手に『山口県のお菓子』で『源平合戦』が由来だと思っていました!
ところが…
これが、ぜんぜん違っていたのです!
スタッフ全員でビックリでした!
なんと 忠臣蔵の吉良上野介が関係者として登場します!
その由来とは…
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時は『江戸・元禄』
当時の津和野三本松城主・亀井能登守慈親公が、
将軍から勅使接待の大役を命じられた際に、
指導を仰いだ公家・吉良上野介義央に辱めを受けました。
慈親公は、余りの口惜しさに上野介を斬ることを覚悟したのですが…
「このままではお家の一大事!」と、
このことを知った家老・多胡外記が機転を利かせ、
上野介に取り入ります。
外記が瞬時に行ったこの行動のおかげで、
津和野藩はことなきを得たといわれています。
この時、家老の外記が上野介に取り入るために使った
進物の中にあったのが、「小判包みの形のお菓子」。
これが現在の源氏巻の原型と言われているそうなのです。
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この事件の後に、赤穂藩主浅野内匠頭の事件が起こるのです。
きっと、他にも同じことが積み重ねられて、
最後が忠臣蔵だったのかな……?。
と、思ってしまいました。
そのときに、お家断絶を救った縁起の良いお菓子が「源氏巻」。
だけど、「源氏」の命名の由来は、わかりませんでした(笑)
誰かご存知だったら教えてください!
今回はスパイラルスタッフのアオがお送りいたしました。