2014年 1月

[2014.01.07 吉岡 美千代]

今日は、五節句の一つである「人日(じんじつ)の節句」です。

 

今朝は、久しぶりに倫理法人会のモーニングセミナーに参加させていただき、
朝礼では七草粥が話題にのぼり、もう少し詳しく調べてみることにしました。

 

実は「人日の節句」って耳慣れない言葉でしたが、よく調べてみると…
中国は前漢の時代に、東方朔が記した占いの書には、正月1日に鶏、2日に狗、
3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、そして7日が人、8日に穀を占って、
その日が晴天のときは『吉』 雨天ならば『凶』の兆しであるとされていたそうです。

 

そこで、7日の人の日には邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、
一年の無事(無病息災や立身出世)を祈ったと書いてありました(^^v

 

そんな中国の風習が日本に伝わり、
『若草摘み』という日本古来の風習と結びついて七草粥になったのだとか。

 

平安時代には宮中行事として七草が湯を食べるようになり、
庶民の暮らしに定着していったそうです。
そして、いつの間にかおせち料理で疲れた胃をいたわる意味も加わり、
身体を気遣う優しい心も日本人らしい風習ですよね。

 

昔は旧暦だからちょうど2月頃に
春の息吹を感じながら感謝の心でいただいていたのでしょうね。

 

七草粥を食べるのはおかげ様で習慣になっていますが、
こんなに詳しくは知りませんでした(^^;
皆様ありがとうございます♪

 

もちろん、スパイラルの食卓(昼食)は、七草粥でしたよ!

 

春の七草

・芹(せり)・・・芹
・薺(なずな)・・・ペンペングサ
・御形(ごぎょう)・・・ハハコグサ
・はこべら・・・ハコベ
・仏座(ほとけのざ)・・・タビラコ
・菘(すずな)・・・蕪
・須々代(すずしろ)・・・大根

 

吉岡 美千代

[2014.01.06 吉岡 美千代]

明けましておめでとうございます♪
2014年の幕開けですね!今年は皆様どんな年になさいますか?

 

大好きな馬が干支ですので、
なんとなくそれだけで嬉しくて、幸せな気持ちになる年の初めです。

 

私の父も年男です。
去年は大病から奇跡的な生還を果たし、
一緒にお正月を迎えることが出来たのは最高の喜びとなりました。

 

やはり健康は宝ですね☆

 

さて今年の一大イベントは、3月に九州国立博物館で開催する仏像展です。

 

 

京都で1572年に初代・吉田源之丞(よしだげんのじょう)が
仏師彫刻の匠の技を以って
各宗本山寺院への出入り方の束ねとして「大佛師」を拝命いたしました。
元和(1615~1624)の時代には、佛師としては最高位である「法眼」の位を授かり、
以来滅することなく相伝されて、15代大佛師 吉田源之丞へと脈々と続いています。

 

15代目は、世界遺産 岩手県の中尊寺本道のご本尊として、
「丈六釈迦如来坐像」と内陣壮厳一式を監修され、
京都の仏師はもちろんのこと
漆塗・金箔・木地の伝統工芸氏たちと共に作り納められたお方です。

 

また、その他の有名寺院比叡山延暦寺、知恩院、金戒光明寺、妙心寺、三井寺をはじめ
各宗派の総本山へのお出入りの「大佛師」として、務めを担っておられます。

 

今回は、15代・吉田源之丞様を中心に3人の作品をご紹介させていただきます。

きっと心癒される空間になることと信じてやみません。

近くなりましたら、また詳しくご紹介させていただきますね。

 

2014年が皆様にとりまして、心温まる素晴らしい年でありますように♪

本年もよろしくお願い申しあげます。

 

吉岡 美千代