7月から3ヶ月間日程が合わず、お休みしていた久しぶりのラジオ。
今回のゲストは、
九州国立博物館振興財団 専務理事の廣﨑靖邦氏にご出演いただきました。
テーマは、「博物館の秘蔵話!?」
北九州は小倉高校野球部で
4番エースで甲子園を目指したとおっしゃる廣﨑さんのお話は、
とても深みのある興味深いものでした。
明治32年(1899)に岡倉天心が九州博物館の設置構想を引き、
太宰府天満宮が敷地を提供して、地元財界も寄付を募り、
100年以上かけてこの九州の地に東京・奈良・京都についで4番目の国立博物館が実現し、
「遠の朝廷」とよばれた日本古代史上を舞台に、
まもなく入場者1000万人を迎えようとしています。
それだけ大勢の人が入場して、空調など館内の環境はどうなっているのでしょう?
九博に行かれた方はご存知かと思いますが、天井は木造で癒しの空間。
外壁は総ガラスばりと火災や紫外線など
美術品の保管には大敵と思われる造りですが、
科学と建築技術の発達で、最近の博物館は進歩し続けているそうです。
空調に関しても、山の綺麗な空気をパイプで繋いで引き込んで、
その入口では綺麗な冷たい水の中をくぐりぬけて
新鮮な空気で館内を換気しているそうですよ☆彡
また、「バックヤードツアー」という面白い企画もあるそうで、
美術品の修復や、保存に関する興味深いお話も伺うことが出来ました。
糊を大寒の日に作り、10年間瓶で保存するそうですが、その理由がお分かりですか?
詳しくは・・・
http://www.ustream.tv/recorded/25811256/pop-out/
でお聴きください☆彡
日本の伝統文化の素晴らしさに感銘を受けた今回のお話。
「本物を観るという事は、平和につながる」と語ってくださった
廣﨑さんの奥深い言葉に胸を打たれました。
廣﨑さんありがとうございました!
吉岡 美千代